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やまだらけブログ

山のニュースや山に関する新製品の情報、やまだらけの活動報告をブログ形式でお伝えします。

長野県内の遭難者の未組織率54%(91年)から82%(11年)に

2013年1月15日 08:50

中日新聞に「県、未組織登山者の遭難予防強化」と題した記事が掲載されていて、その中に長野県内の遭難者に占める未組織登山者の割合が載っていました。興味深かったので引用します。

未組織登山者とは山岳会などの組織に所属せずに登山をしている人たちで事故・遭難時の連絡体制が弱い点や技術やマナーを継続的に向上させづらい点などで山岳雑誌上などでもたびたび問題にされています。長野県内の遭難者のうち未組織登山者の割合は、1991年では54.0%でしたが2011年では81.7%に大幅に上昇しています。遭難者数自体も1991年の117人から2012年は279人と増えています。記事では長野県でこのような未組織登山者を対象とした DVD を作成する新規事業を始めるそうです。

中高年世代を中心とした登山人気の高まりに伴い、県内で山岳遭難が増えていることを受け、県教委は登山者へのヘルメット貸し出しや、登山に求められる基本的ルールを説明したガイド用DVD作製などの新規事業に乗り出す。山岳会など特定組織に所属しない「未組織登山者」を主な対象とし、遭難防止への取り組みを強化する。

登山は天候などの条件が揃えばハイキングの延長で比較的簡単に出来てしまうところが怖い点だと思っています。基本的に歩くだけですからね。しかし実際はルール・マナーがあり技術が必要なスポーツですのでそのことを忘れないようにしたいですね。

ソース:中日新聞

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あけましておめでとうございます

2013年1月8日 09:28

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末年始、遭難のニュースがいっぱい入ってきていますがみなさんはどこへ行かれたでしょうか。自分は八ヶ岳に行って赤岳を登りました。結構単独で入っている人が多くて驚かされます。頂上へは赤岳鉱泉や行者小屋のキャンプ場からのピストンになるので軽装で登るわけですが、ザックなしで登ってくる人が結構いてびっくりです。なんかあったらどうするんだろう?自分も重い60L級ザックはデポしてアタックザックで登るわけですが、手袋インナー・靴下の予備や非常食、テルモス、ツェルト、ヘッドランプなどなどいろいろ持ち歩いて登りますので日帰り用25Lザックがぱんぱんになります。ビーコン・スコップ・ゾンデももちろん常に持ち歩きます。

長野県警が「冬山で遭難しないために」というウェブページを公開しています。雪山は素晴らしい。だからこそ事故を起こさないように万全の装備で登ることにしませんか?

リンク:長野県警・冬山で遭難しないために

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積丹岳遭難死 道に1200万円賠償命令 札幌地裁

2012年11月20日 09:00

北海道新聞どうしんウェブに『積丹岳遭難死 道に1200万円賠償命令 札幌地裁 「救助隊に過失」』という記事が載っています。救助隊に過失があったことを裁判長が認めたということです。

判決によると、藤原さんは09年1月31日、スノーボードをしようと知人2人と積丹岳に登り、吹雪で遭難。途中で引き返した知人らが救助を求め、救助隊は2月1日、藤原さんを発見。抱きかかえて下山する際、雪庇(せっぴ)を踏み抜いて隊員とともに滑落し、さらに救助用のそりに乗せて引き上げようとしたが再びそりが滑落し行方を見失った。藤原さんは翌日発見されたが、搬送先の病院で凍死と確認された。

まだ地裁の判決ですし、最終的にどうなるか分かりませんが、今後こういうの増えるんでしょうか?医療ミスによる裁判もそうですが、命を張って助けに行った人たちに責任を求めるって自分の感覚ではありえないと思います。ちょっと衝撃を受けたので取り上げてみました。

ソース:北海道新聞どうしんウェブ

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夏山の遭難、552件…過去最悪

2012年9月12日 08:26

昨日、長野県内の夏山遭難件数についてお伝えしましたが、全国での統計もニュースになっていました。YOMIURI ONLINE の報道によると遭難件数は 552 件で前年の同じ時期より 66 件増。遭難者は 676 人で 106 人増。両方とも記録のある 1968 年以降で最悪となったそうです。うち死亡・行方不明は36人だそうです。

警視庁のサイトに元になった資料 (PDF)がアップロードされています。県別・山域別の統計もありますので気になる方は是非ご覧ください。

ソース:YOMIURI ONLINE

リンク:警視庁発表資料 (PDF)

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長野県内、7〜8月の夏山遭難が過去最高

2012年9月11日 08:18

信州山小屋ネットの記事によると長野県内の7〜8月の遭難件数が118人で、統計のある1954年以降で最多だったそうです。ただし、天候の良い日が多く、救助のヘリコプターが出動できる機会も増え、死者数は9人と前年より6人減ったそうです。

遭難者のうち半数以上が60歳以上。山域別では北アルプスで87件の遭難が発生し、全体の7割近くを占め、遭難者の5割弱が首都圏から訪れていた。同課は「中高年の健康志向や若者の山ブームなどで登山者が増えた。ちょっとした不注意が重傷のけがにつながった例もあり、体力に合った登山を心掛けてほしい」としている。

遭難者の半数以上が60歳以上だそうですが、登山者全体に対する割合の方が重要なので実際に高齢者の遭難が多いのか少ないのかはこれだけでは判断つきません。若い女性の間で登山がブームになっているので、その世代の遭難件数も相対的にはかなり多きように予想しますがどうなんでしょうかね。

ソース:信州山小屋ネット

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平成23年中における山岳遭難の概況について

2012年6月27日 08:38

警察庁が 21 日に「平成23年中における山岳遭難の概況について」(リンク先 PDF)という文章を公開しています。警察庁生活安全局地域課が作成したもので、昨年平成23年(2011年)の山岳遭難について詳しいデータと分析が掲載されています。先日、「山の遭難、60歳以上が半数」という報道がありましたがそれの一次ソースにあたる資料です。

それによると全国の山岳遭難の発生件数は 1,830 件、遭難者数は 2,204 人で、うち死者行方不明者は 275 人。前年からは減少しているものの過去 2 番目に高い数字であった、としています。年齢層別の遭難者件数なども載っていますので、報道で触れられていない点についてもデータを確認できます。

元々高齢者の登山者が多いと思われるので、事故も高齢者が多くを占めるようになるのは当たり前で、高齢者の事故率が高いかどうかはこの資料からは分かりません。年齢層別の登山者数の数などは載っていません。分母の数を調べないと有効な対策は打ち出せないと思うのですが、調べるのは難しいのでしょうかねぇ。マスコミも発表資料を右から左に流すだけでなく、不足しているデータを集めて独自の分析をして付加価値をつける、といったことを是非してほしいと思います。

リンク:平成23年中における山岳遭難の概況について (PDF)

リンク:時事ドットコム

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